CRMツール比較18選!人気製品一覧【2025年最新版】

CRMツール比較18選!人気製品一覧【2025年最新版】

CRMツール比較18選!人気製品一覧【2025年最新版】

CRMの導入を検討してるけれど、何を基準に選べば良いか迷っていませんか。

最近では、省庁によるCRMの導入を支援するカンファレンスなどが開催されています。CRMの導入は、民間企業にとって営業活動を強化するために欠かせない顧客情報管理の手段です。

SNSが普及し情報が溢れている現代では、顧客を基準にした提案でなければ商談まで到達できないでしょう。CRMの導入は、企業の営業活動に欠かせない取り組みです。

本記事では、CRM(顧客管理システム)を提供する18のサービスについて比較・解説します。厳選したCRMは、セールスフォース以外のおすすめサービスです。

記事の内容

CRMツール比較18選!中小企業向け製品一覧

中小企業におすすめのCRMは、以下のサービスです。

ここでは、CRMを提供するサービスの特徴や、初期費用などを紹介します。18社のサービスが提供する機能や利用料金を参考にして、自社の目的に合ったCRM選びの参考にしてください。

ジョブマネ

ジョブマネ

主な機能 スケジュール管理、ToDo管理、電話メモ、工程管理、経費精算、ワークフロー、掲示板、共有資料、商談履歴、顧客管理、見積管理、案件管理、原価管理、請求書発行、入金登録、問合せ管理、レポート
対応従業員規模 ・1名~100名ほどの小規模事業者や中小企業
・101名~200人ほどの中堅企業
・201名~300人ほどの中堅企業
初期費用 0円
月額利用料 顧客管理機能が使えるビジネスプランの場合:1ユーザーにつき3,000円
無料プラン 要問合せ
無料トライアル あり
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス 要問合せ
サポート体制 ・導入前のデモンストレーションサポート
・導入後のリアルタイムのチャットサポート
運営会社 ジョブマネ株式会社

ジョブマネは、顧客管理機能を含めたクラウド型業務管理ツールです。1ユーザーにつき月額3,000円のビジネスプランは、ジョブマネの全機能が利用できます。また、全機能を30日間無料で試せるトライアルに申し込めば、コストを掛けずに導入を決められるでしょう。

たとえば、一人経営の小規模事業者の場合は、ユーザー単位になるため月額3,000円で利用できます。ジョブマネは、CRMとしての顧客管理機能以外にもスケジュール管理やワークフロー、請求書発行、原価管理まで備わっています。外部サービスと連携せず、ひとつのツールでいろいろな機能が使えるCRMを探している方はジョブマネをチェックしてください。

formrun

formrun

主な機能 フォーム作成、メール返信、顧客管理、外部連携、セキュリティ
対応従業員規模 1~100名ほどの小規模事業者・中小企業
100名~500名ほどの中堅企業
500名上の大企業
初期費用 0円
月額利用料 ・チームメンバー2名:3,880円
・チームメンバー5名:12,980円
・チームメンバー10名:25,800円
無料プラン あり
無料トライアル あり
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス ・LINE WORKS
・Microsoft Teams
・Chatwork
・Slack
・HubSpot
・kintone
・CLOUD SIGN
・MailChimp
・セールスフォース
サポート体制 ・AIによる24時間サポート
・ヘルプサイト
・マニュアル・活用資料
・メールによる無料サポート
運営会社 株式会社ベーシック

formrunは、自社向けの問合せフォームやアンケートフォームなどをカスタマイズできる顧客管理機能を備えたツールです。フォーム作成に特化しているだけではなく、フォームへの回答データを蓄積してformrun上で顧客管理できます。

formrunで管理する顧客データは、Excelやスプレッドシートファイルなどへ出力が可能です。また、チャットやデータ管理などの外部サービスとの連携もできます。顧客管理機能は、ダッシュボードを使って担当者ごとに進捗状況を確認する役割としても使えます。フォーム作成とCRM機能の連携を考えている方は、formrunをチェックしてください。

スマート顧客台帳

スマート顧客台帳

主な機能 個人台帳の管理、顧客対応状況管理、商談管理、検索、タスク設定、レポート
対応従業員規模 要問合せ
初期費用 0円
月額利用料 要問合せ
無料プラン あり
無料トライアル 要問合せ
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス ・セールスフォース
・Kintone
・Zoom
・LINEなど
サポート体制 フォームからの問合せ
運営会社 株式会社Wiz(ワイズ)

スマート顧客台帳は、顧客情報を個人台帳単位で管理するCRMです。サービスの内容としては、0円で利用でき、オプションを追加することで有料になる仕組みになっています。

また、スマート顧客台帳はExcelで管理していた従来の顧客データをCSVファイルで引き継ぐ利用が可能です。有料オプションでは、営業代行のサービスも申し込めるため、営業活動と顧客管理システムの効率化を考えている方は、スマート顧客台帳をチェックしてください。

ペライチ

ペライチ

主な機能 ホームページ作成、顧客管理、決済、予約システム、メルマガ配信、アプリ作成、フォーム設置、SNS連携、ファイル管理、パスワード保護
対応従業員規模 小規模事業者
初期費用 要問合せ
月額利用料 1,319円
無料プラン あり
無料トライアル あり
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス ・PIXTA
・創業手帳
・マイチョイス
サポート体制 ・個別マンツーマンサポート
・使い方動画
・解説記事
・ヘルプページ
・メールサポート
・オンラインセミナー
運営会社 株式会社ペライチ

ペライチは、ホームページ作成をメインにしたフォーム設置やメルマガ配信、予約・決済システムが利用できるツールです。ペライチの顧客管理機能は、予約機能で蓄積した予約客の情報や注文後の内容、ステータスなどの顧客データが扱えます。

また、月額3,546円のビジネスプランでアカウント作成すると、メルマガ配信を目的にフォームや予約、決済などの項目別に顧客一覧管理ができます。さらに、ペライチは1カ月間無料で試せるトライアルが利用可能です。ホームページ集客でビジネスを拡大させながら顧客管理もしたいと考えている方は、ペライチをチェックしてください。

STORES 予約

STORES 予約

主な機能 予約管理、決済、顧客管理、集客・販売催促
対応従業員規模 1店舗~75店舗ほどで展開する事業者
初期費用 0円
月額利用料 8,811円~
無料プラン あり
無料トライアル 要問合せ
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス ・POSレジシステム
・LINE
サポート体制 無料で対応・内容については要問合せ
運営会社 STORES 株式会社

STORES 予約は、予約管理をメインにしたクラウド型サービスです。CRMの機能となる顧客管理では、予約者に再来店してもらうためのメッセージの配信ができます。メッセージ配信では、条件別で個別送信や一斉送信が可能です。

STORES 予約は、もともとPOSレジ決済システムン提供に力を入れていることから、多店舗展開の事業向けのノウハウを持っています。そのため、予約から顧客情報管理、決済、売上分析まで一元管理による事業拡大にも役立つでしょう。多店舗展開や予約ビジネスでCRMを検討している方は、STORES 予約をチェックしてください。

うちでのこづち

うちでのこづち

主な機能 CRM施策、顧客分析、効果検証、提携システム
対応従業員規模 EC通販業者を含む小規模事業者や中小企業
初期費用 要見積もり
月額利用料 60,000円
無料プラン 要問合せ
無料トライアル 要問合せ
提供形態 要問合せ
連携可能なサービス ・カラーミーショップ
・shopify
・EC|CUBE
・スマレジ
・VESCAなど
サポート体制 ・導入前支援・初期設定
・運用支援
・FAQサイト
・オンラインサポート
・ユーザー向けコンテンツ
運営会社 株式会社E-Grant

うちでのこづちは、CRMツールの機能を全面に打ち出しているサービスです。顧客関係管理で蓄積した情報を戦略的に扱います。うちでのこづちの利用者の大半は、ECサイトの集客に取り組む事業者です。ECサイトの顧客管理システムや通販基幹システム、POSデータなどと連携して顧客分析・施策管理・効果測定などを実行できます。

うちでのこづちは、25以上の通販カートシステムの外部サービスと連携した顧客管理システムの構築が可能です。ECサイトの出店や通販ビジネスでCRMの導入を検討している方は、うちでのこづちをチェックしてください。

coorum

coorum

主な機能 顧客インサイトリサーチ、マーケティング支援、コミュニティ運営支援、顧客データ分析、既存顧客データとの連携
対応従業員規模 大企業
初期費用 要問合せ
月額利用料 要問合せ
無料プラン 要問合せ
無料トライアル 要問合せ
提供形態 要問合せ
連携可能なサービス 要問合せ
サポート体制 ・コミュニティ開設支援
・コミュニティ運用支援
・分析支援
運営会社 株式会社Asobica

coorumは、顧客を中心に運用するコミュニティ作成の仕組みをツール化したCRMサービスです。顧客情報のリサーチや分析などを展開して、企業のマーケティング活動を支援する役割を期待できます。

coorumの利用顧客は、1,000人規模以上の大企業が多く、大組織の顧客管理システムとして使われている点が特徴です。利用コストに関しても、相談のうえでの見積もりになるため、大企業の担当者でCRMを検討している方は、coorumをチェックしてください。

GENIEE SFA/CRM

GENIEE SFA/CRM

主な機能 顧客管理、商談プロセス管理、グラフ作成、活動報告、タスク管理、カスタムオブジェクト、レポート、名刺管理、項目設定、権限設定、プロセスビルダ、各種連携
対応従業員規模 中小企業
初期費用 おおよそ数十万円~数百万円
月額利用料 34,800円~
無料プラン 要問合せ
無料トライアル あり
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス ・Google製品
・Zoom
・GENIEE CHAT
・Slack
・Chatwork
・GENIEE MAなど
サポート体制 ・チャット
・メール
運営会社 株式会社ジーニー

GENIEE SFA/CRMは、SFA(営業支援システム)とCRM(顧客管理システム)の機能を融合したクラウドベースのサービスです。国産のCRMツールとして初めてAIアイスタント機能(別途有料オプション)を搭載している点が特徴となっています。

GENIEE SFA/CRMの利用者は、主に製造業や建設業、不動産業などの中小企業が多く、顧客情報管理の属人化からの脱却に取り組みの役割にもなるでしょう。顧客情報管理から営業支援業務まで一元化したシステム構築を目指す方は、GENIEE SFA/CRMをチェックしてください。

eセールスマネージャーRemix Cloud

eセールスマネージャーRemix Cloud

主な機能 顧客管理、案件管理、日報管理、スケジュール管理、名刺OCR・デジタル化、地図機能、
対応従業員規模 ・100人未満の中小企業
・100人~1,000人の中堅企業
・1,000人以上の大企業
初期費用 要問合せ
月額利用料 1ユーザーあたり1,500円
無料プラン 要問合せ
無料トライアル あり
提供形態 オンプレミス型とクラウド型
連携可能なサービス ・Zoom
・Slack
・box
・Dropbox
・sansan
サポート体制 ・サポートデスク
・顧客アドバイザー
・集合型研修
・活用支援サイト
運営会社 ソフトブレーン株式会社

eセールスマネージャーRemix Cloudは、100人未満や5,000人以上など、従業員規模の対応範囲が広いCRM・SFAの統合ツールです。収集した顧客情報を管理し関係性を高め、商談へと誘導する一連の流れをシステム化できます。

eセールスマネージャーRemixの特徴は、日報管理やスケジュール管理、名刺管理など営業の効率化です。CRMやSFAをテーマにしたセミナーを定期的に開催しているため、CRMやSFAを学びながら導入する目的の方は、eセールスマネージャーRemix Cloudをチェックしてください。

Zoho CRM

Zoho CRM

主な機能 顧客管理、営業支援、営業分析、カスタマイズ、MA
対応従業員規模 50名未満の小規模事業者や中小企業
50名~300名の中小・中堅企業
300名以上の中堅企業
初期費用 0円
月額利用料 1,680円~
無料プラン 要問合せ
無料トライアル あり
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス ・Google Workspace
・Microsoft Office 365
・Zoom
・Slackなど
サポート体制 ・ウェビナー
・有料プラン限定日本語サポート
・ユーザーコミュニティ
運営会社 ゾーホージャパン株式会社

Zoho CRMは、CRM・SFAの標準機能だけではなく、MAやSNS管理、イベント運営などマーケティングに関する機能も含めた上位パッケージも用意されているサービスです。初期費用や追加料金の心配がなく、月額料金のみで運用できます。

また、Zoho CRMのアカウントを作成した場合は50の業務アプリが利用できます。ミーティングアプリやワークフロー、メールなど自社の業務システムをZohoアプリで連携することも可能です。世界的に利用されるCRM・SFAを使いたいと考えている方は、Zoho CRMをチェックしてください。

F-RevoCRM Cloud

F-RevoCRM Cloud

主な機能 顧客管理、営業支援、マーケティング、問合せ管理、
対応従業員規模 ・1名~10名の小規模事業者
・11名~75名の中小企業
初期費用 0円
月額利用料 20,000円~
無料プラン 要問合せ
無料トライアル あり
提供形態 有料のクラウド型と無償のオープンソース版
連携可能なサービス ・Googleカレンダー
・Microsoft Office 365
・sansan
・クルメル
・Alfrescoなど
サポート体制 ヘルプデスク
運営会社 シンキングリード株式会社

F-RevoCRM Cloudは、最短で即日導入が可能なCRMツールです。CRMの顧客管理機能だけではなく、SFA(日報、活動、商談などの管理を含む営業支援)やMA(キャンペーン、メール配信、リード情報などの管理を含むマーケティング・オートメーション)の機能をすべて利用できます。

F-RevoCRMは、クラウド型を有料プランで利用する方法と、無償のオープンソース版があります。オープンソース版の場合は、自社に開発スキルのある担当者がいる場合の選択になるでしょう。自社でカスタマイズできないけれどCRMやSFAを使いたいと考えている方は、F-RevoCRM をチェックしてください。

Pipedrive

Pipedrive

主な機能 営業支援、顧客管理、メールマーケティング、外部連携、アクセス追跡、
対応従業員規模 要問合せ
初期費用 0円(年間400米ドル以上の価格設定プランの加入が条件)
月額利用料 14米ドル~
無料プラン 要問合せ
無料トライアル あり
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス ・Zoom
・Slack
・Gmail
・Microsoft Teams
・Google Drive
・asanaなど
サポート体制 ・ナレッジベース
・コミュニティ
・アカデミー
運営会社 株式会社Mer

Pipedriveは、顧客管理や営業支援、メールマーケティングの機能を備えた海外のCRMプラットフォームです。取引数やカスタムフィールド数、レポート数によって料金が変わる仕組みになっています。追加のアドオン機能を有効にすると、リード生成機能やWebサイトの訪問者の追跡機能、キャンペーン作成機能などが実行できます。

また、Pipedriveのプランは無料トライアル期間中(14日間)にエッセンシャルプランやアドバンスプラン、プロフェッショナルプランの3つを制限なく入れ替えながら利用できる点が特徴です。無料トライアル期間中に複数のプランを使って試したい方は、Pipedriveをチェックしてください。

hacomono

hacomono

主な機能 会員管理、予約管理、契約管理、申し送り、イベント、データ集計、メール配信、アンケート、在庫管理、予約、決済
対応従業員規模 店舗経営事業者
初期費用 150,000円
月額利用料 35,000円
無料プラン 要問合せ
無料トライアル 要問合せ
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス ・LINE
・mywellness
サポート体制 要問合せ
運営会社 株式会社hacomono

hacomonoは、ウェルネス産業の店舗経営全般を一元管理できる統合型サービスです。店舗の予約や契約、会員などの顧客管理機能を備え、メール配信やキャンペーンなどで戦略的な売上拡大までシステム化できます。

hacomonoの導入は、店舗経営のバックオフィス業務から顧客とのコミュニケーションまですべてを想定した機能が利用可能です。パーソナルジムや運動スクール、ヨガ教室などの店舗経営のシステム化を考えている方は、hacomonoをチェックしてください。

commune

commune

主な機能 顧客情報獲得・拡張、管理画面分析、分析レポート、リスク管理、
対応従業員規模 中堅・大企業
初期費用 要問合せ
月額利用料 要問合せ
無料プラン 要問合せ
無料トライアル 要問合せ
提供形態 要問合せ
連携可能なサービス ・セールスフォース
・Zappier
・LINEなど
サポート体制 要問合せ
運営会社 コミューン株式会社

communeは、顧客コミュニティの構築による顧客管理機能が利用できるCRMサービスです。食品業界や教育業界、小売業界などで導入しています。導入企業も大企業が多く、料金体系については企業との相談のうえで決定する仕組みです。

communeでは、各業界ごとの顧客獲得や関係性の継続についての活用事例が参考になります。社内統制や顧客との関係構築を課題にしている方は、コミュニティが基盤のcommuneをチェックしてください。

Mazrica Sales

Mazrica Sales

主な機能 顧客管理、案件管理、行動管理、レポート、AI、名刺管理、モバイルアプリ
対応従業員規模 ・5名までの小規模企業
・10名規模の中小企業
・20名以上の中小企業
初期費用 0円
月額利用料 27,500円~
無料プラン 要問合せ
無料トライアル あり
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス ・Google Workspace
・Microsoft 365
・Slack
・Chatwork
・LINE WORKS
・MoneyForward クラウド請求書
・sansan
・Marketoなど
サポート体制 ・オンラインマニュアル
・チャット
・有償専任サポート
運営会社 株式会社マツリカ

Mazrica Salesは、小規模組織の営業戦略を効率化に役立つ営業支援プラットフォームです。SFAの機能とCRMの機能が統合されたサービスになります。

蓄積された顧客情報や案件情報は、AIによる過去案件の情報として自社独自の自動実行に役立てられます。さらに、Mazrica Salesでは、メール配信やフォーム作成、アクセス解析などのマーケティング機能も利用できるサービスです。小規模事業者で営業活動の効率化を検討中の方は、Mazrica Salesをチェックしてください。

Synergy!

Synergy!

主な機能 顧客管理、外部連携、フォーム作成、アンケート、メール配信、LINE配信、個別Webメッセージ配信
対応従業員規模 ・小規模事業者
・中小企業
・大企業
初期費用 118,000円
月額利用料 20,000円~
無料プラン 要問合せ
無料トライアル あり
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス ・EC|CUBE
・セールスフォース
・yappiなど
サポート体制 ・電話
・メール
・サポートサイト
・セミナー
運営会社 シナジーマーケティング株式会社

Synergy!は、顧客管理システムの機能とマーケティング活動を統合したサービスです。サービスの契約時には、不要な機能を外して必要な機能だけを選んだ申し込みができます。

Synergy!は、顧客管理を軸としてメール配信やLINE配信、Web上の個別コンテンツ配信、フォーム作成などマーケティング機能との組み合わせが可能です。CRMを戦略的に利用したいと考えている方は、Synergy!をチェックしてください。

Translead CRM

Translead CRM

主な機能 取引先管理、担当者管理、案件管理、営業活動管理、日報・週報、項目カスタマイズ、レポート、マップ、権限管理
対応従業員規模 ・20名以下の小規模事業者
・50名~100名の中小企業
初期費用 要問合せ
月額利用料 要問合せ
無料プラン 要問合せ
無料トライアル 要問合せ
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス 要問合せ
サポート体制 要問合せ
運営会社 株式会社Translead

Translead CRMは、営業部門の現場で経験を積んだ監修者による使い勝手が反映されているCRMツールです。基本的な顧客管理機能や営業支援機能が備わっています。属人的な営業活動が残る現場では、Translead CRMの導入によりデータの可視化や業務の透明性が期待できるでしょう。

Translead CRMは、スマホから日報や週報、顧客データ、案件の進捗状況が確認できます。外出先での取引情報や活動履歴などの確認が必要な方は、Translead CRMをチェックしてください。

kintone

主な機能 日報、案件管理、問合せ管理、タスク管理、データ編集、レポート、プロセス管理、多言語対応、リマインド通知
対応従業員規模 ・10名以上の小規模事業者・中小企業
・1,000名以上の大企業
初期費用 要問合せ
月額利用料 ユーザー1人あたり1,000円~
無料プラン 要問合せ
無料トライアル あり
提供形態 クラウド型
連携可能なサービス ・Garoon
・sansan
・クラウドサイン電子契約など
サポート体制 ・勉強会コミュニティ
・開発者向け勉強会
・相談ナビ
運営会社 サイボウズ株式会社

Kintoneは、独自性の高い仕組みで提供するCRMプラットフォームです。独自性の高い仕組みとは、データ管理など業務の一つひとつをアプリという概念で作成します。Kintoneを利用するそれぞれの企業が自社独自のアプリでCRMシステムを構築できます。

また、Kintoneは顧客管理だけではなく、採用管理や売上管理、プロジェクト管理など幅広く一元管理の範囲を拡大できるサービスです。活用を支援する教育サポートが充実しているため、自社独自の顧客管理システムに興味がある方は、Kintoneをチェックしてください。

迷ったときはIT製品の比較・紹介サービスから選ぶ

CRMは、サービス内容だけでは選定の決め手にならない場合もあります。CRM選びで迷ったときは、IT製品を比較・紹介しているサービスから選ぶこともひとつの方法です。ここでは、2つの比較・紹介サービスについて解説します。

Utilly

Utilly

URL https://utilly.jp/
特徴 ・サービス名やカテゴリ名で検索できる
・法人SaaSの課題を絞って検索できる
・詳細を知りたくなった資料を無料で請求できる
掲載数 サイト内1,280件以上(2024年12月現在)
運営会社 株式会社サウスエージェンシー

Utillyは、株式会社サウスエージェンシーが運営する法人SaaS向けのIT製品を比較・紹介するサービスです。営業支援のカテゴリだけでも、CRMやSFA、カスタマーサクセスなど分野に絞り込んだIT製品選びができます。

Utillyの特徴は、シンプルに作られているトップ画面です。トップ画面で目を引く検索窓に、興味のあるサービス名や課題となる機能名を入力することでIT製品選びが始まります。

発注ナビ

発注ナビ

URL https://hnavi.co.jp/
特徴 ・システム開発の発注先探しをサポートする
・IT製品に特化している
・コンシェルジュに質問する形式で絞り込める
掲載数 対応企業数6,000社以上(2024年12月現在)
運営会社 発注ナビ株式会社

発注ナビは、CRMなど自社の課題に近いIT製品や開発企業やベンダーを紹介するナビゲーションサービスです。発注ナビに登録している企業は、6,000社以上あります。発注者の目的や課題などをヒアリングして、マッチングするサービスや企業のサービスやIT製品などを紹介する仕組みになっています。

発注ナビを利用する発注者は、発注に至った場合でも費用がかかりません。紹介に関しては、無料で利用できるサービスです。

CRMとは?顧客管理を効率化する必須ツール

CRMは、顧客第一主義の現代において欠かせない顧客管理手法のひとつです。Customer Relationship Managementの頭文字3つを略した呼び名であり、日本語では「顧客関係管理」と訳されています。企業のビジネスにおける顧客との関係性を管理する方法であり、この方法を取り入れたツールがCRM(CRMツール)と言えるでしょう。

CRMの普及は、各府省所管の行政手続きや補助金申請などの情報管理のツールとして、デジタル庁が推進している状況です。
※出典:デジタル庁「デジタル社会の実現に向けた基本的な施策に係る施策集」

各府省においても導入が進むCRMは、顧客情報管理の重要性が浸透していることも考えられます。

また、CRMの導入を検討している企業は、年々増加しています。その指標を示している調査結果では、CRM(顧客管理システム)・SFA(営業支援システム)の利用企業が2020年から2022年にかけて約2倍の32.1%となっています。

  • 2016年:9.5%
  • 2018年:15.9%
  • 2020年:16.1%
  • 2022年:32.1%

※出典:株式会社矢野経済研究所「ERP及びCRM・SFAにおけるクラウド基盤利用状況の法人アンケート調査を実施(2022年)」

CRMは、顧客関係管理を効率化する仕組みとしても必要性が高くなっている傾向です。本項では、CRMの機能やSFAとの違いについて、CRMで世界でトップシェアを誇るセールスフォースを参考に解説します。

CRMの主な機能を導入前にわかりやすく解説

CRMには、どのツールにもほぼ備わっている機能があります。ここでは、CRMの主な機能をセールスフォースで紹介する7つの基本機能をもとに解説します。CRM導入前の参考にしてください。

※出典:Salesforce「CRMの7つの機能や目的、導入効果をわかりやすく解説」

顧客情報管理

顧客情報管理機能で扱う顧客データの項目 ・顧客名
・所在地
・連絡先
・顧客の流入経路
・販売履歴など
顧客データの活用先 ・リードの抽出
・データ分析
・メール配信など

顧客情報管理で顧客のあらゆる情報を蓄積する場合は、検索や抽出などを効率化することが重要です。顧客情報の効率的な管理は、データ主体の経営に欠かせない取り組みになるでしょう。

商談管理

商談管理機能で扱う商談データの項目 ・商談内容
・商談の進捗状況
・見込み客の確度
商談データの活用先 営業活動管理におけるデータ分析

商談管理で扱うデータが蓄積された場合は、営業活動の参考となるナレッジ構築に役立ちます。失注したケースや、成立したケースにおいて、「どのような内容で進めていったのか」を将来の営業活動に活用できるでしょう。

営業活動管理

営業活動(自社と顧客との間で行われたやり取り)のデータ ・訪問履歴
・資料送付の履歴
・提供した情報
・顧客からの依頼
・顧客からの要望など
営業活動のデータ活用の目的 ・顧客とのコミュニケーション向上
・営業活動データの一元管理
・情報の属人化防止
・営業チームの業務ルールの徹底など

営業活動管理機能は、営業部門において収拾がつかない属人的な情報管理を防ぐ効果があります。情報の属人化を防ぐことにより、営業チーム全員が同じ情報のもとで営業活動を行えます。

リード抽出(見込み顧客の絞り込み)

既存の見込み顧客に対して複雑な条件を設定し絞り込む ・失注案件のうち見積もりの提出まで至っていないリード
・資料請求の行動から2週間経過しているリードなど

リード抽出で扱う見込み顧客の絞り込み条件は、具体的であるほど、確度の高い対応が可能です。リード抽出は、ツールを使うことで複数の条件を組み合わせた絞り込みが簡単にできるでしょう。

データ分析

CRMの強みは、顧客情報をさまざまな角度からデータ分析できる点です。分析結果として表示する際は、フィルター設定で表示する項目と非表示にする項目を自由に選べます。CRMを活用することで、データ分析作業の効率化を実現できます。

メール配信

CRMツールが備えるメール配信機能のタイプ ・MAにようなステップメールを作成できるタイプ
・既存のメーリングソフトにCRM機能を付与するタイプ
・受信メールをすべてCRMに抽出して管理するタイプ

メール配信は、CRMで管理する顧客情報を活用する顧客とのコミュニケーションに利用する機能のひとつです。CRM製品によってメール配信の仕組みが異なるため、CRMの導入前に確認する必要があります。

問合せ管理

問合せ管理は、営業部門が管理する顧客情報をカスタマーサクセスなど他の部署と共有する目的に活用します。CRMで管理する情報は、契約までの顧客情報だけではなく、自社の商品やサービスを利用している既存顧客への対応においても有効です。

たとえば、サービス利用中の顧客がコールセンターに問合せた際に、その顧客の購入前からの行動履歴をカスタマー部門が素早く確認できます。また、問合せ管理機能は、問合せの内容の記録も管理し、既存顧客に最適なアップセルやクロスセルなどの提案に役立つでしょう。

世界的なシェアを誇るツールはセールスフォース

CRMの基本機能で紹介したセールスフォースは、CRM/SFAなどのツール提供サービスとして世界的なシェアを誇っています。セールスフォースのCRMツールは、Sales Cloudとして提供しています。

セールスフォースは、米国のSalesforce社が提供するクラウド型のCRM製品群の総称です。

セールスフォースは、2024年のWorldwide Semiannual Software Trackerにより11年連続でCRM市場シェア数世界1位の座に君臨しています。要するに、セールスフォースは、世界トップのCRMプロバイダーです。

セールスフォース導入が向いているのは大企業

セールスフォースの導入は、異なる部門間で顧客情報を連携できる点にメリットが得られる大企業に向いているサービスではないでしょうか。経営者がプレイヤーとなる小規模組織の場合は、そもそも部門間の連携を必要としないかもしれません。

セールスフォースの導入は、顧客データをそれぞれの部署ごとに権限を付与して共有できます。部署の多い大企業に向いているサービスだと考えられます。

CRMとSFAの違いを比較!特徴と使い分け

セールスフォース製品のSales Cloudは、CRMとSFAの機能が利用できるサービスです。CRMとSFAの組み合わせは、CRMツールを提供しているサービスでよく見かけます。ここでは、CRMとSFAの特徴(目的や役割)や使い分ける部分について違いを比較しました。

比較項目 CRM SFA
活用される現場 営業現場、マーケティング、カスタマーサクセス、経営戦略など 営業現場
目的 顧客情報管理 営業プロセス管理
役割 ・顧客情報の一元管理
・カスタマー対応の支援
・販売管理
・売上分析
・営業活動を組織化
・商談における案件ごとの管理
・営業チームの予実管理
・商談の見積作成
商談時における使い分け ・商談内容の管理
・商談の進捗状況管理
・商談に必要な情報の絞り込み
・商談の対応
・商談結果・進捗・内容の報告
・商談に必要な情報収集

※参考:Salesforce「SFA・CRM・MAの違いや活用方法とは?連携のメリットや事例も解説」
※参考:NTT東日本「SFAのCRMとの違いを導入目的や機能面から解説!4つの導入メリットや活用事例3選も紹介」

CRMとSFAは、商談時における使い分けで考えると、CRMが商談に必要な情報を提供し、SFAはその情報をもとに商談を進める役割の違いとなるでしょう。

CRMの選び方5選!失敗しない選定術とポイント

CRM選びは、CRMの特徴や機能、SFAとの違いを知ったうえで、ようやく進める段階です。本記事の冒頭からCRMを提供する18のサービスを紹介してきました。どのCRMサービスも顧客管理を軸とした機能が利用できます。ただし、CRMにSFAやMAの機能が混在していると、機能の多さだけで決めてしまうかもしれません。コストパフォーマンスだけで選んでしまうと、自社に不要な機能まで使うことも考えられるでしょう。

この項では、CRMの選び方について5つの方法を選びました。ポイントもふまえて解説します。

自社に必要な機能を見極める!規模と業務で選定

CRM選びは、実際の営業現場で使う状況を意識することが大事です。自社の営業部署でCRMの検討の発端となった課題を思い浮かべてください。その課題解決に必要と判断してCRMを検討し始めたのではないでしょうか。

要するに、「CRMのどの機能が必要か」という1点に絞り込むことがポイントです。CRMの選定は、自社に必要な機能を明確にしたうえで、各サービスが提供する機能の中にその機能があるか見極めることが重要になるでしょう。自社に必要な機能を見極める際の基準は、以下の通りです。

自社の規模感 ・従業員規模(10名以下・100名以上・1,000名以上など)
・業界の市場規模(将来的に多店舗展開が可能など)
・事業規模(現在の売上実績から見込める範囲)
自社の業務内容 ・同じ業種業態の導入事例
・課題の業務との照らし合わせ(課題となる業務がCRMで解決可能か)

CRM選びは、これらの基準を自社の状況に当てはめて、自社に必要な機能を見極めましょう。たとえば、営業部署の課題が案件の進捗報告が担当者ごとにバラバラという場合は、案件管理機能により統一できるCRMを選びましょう。

中小企業や小規模事業者なら無料・最安プランから

CRMは、企業の経営戦略の重要な判断にも役立ちます。そのため、大企業を相手にするサービスの場合は、利用料金が相談のうえで決まる可能性があります。中小企業や小規模事業者の場合は、なるべく始動コストを抑えたいと考える方も少なくないでしょう。

中小企業や小規模事業者がCRMを選ぶ場合は、コストのかからない無料プランや最安のプランから始めることをおすすめします。とくに、無料のプランで始めた場合は実際のCRMに触れることで判断できます。最初から大きなコストをかけるのではなく、コストを抑えてCRMに触れることで判断する方法がポイントになるでしょう。

ちなみに、トライアルではなく無料プランが利用可能であることを確認できるCMSは以下の通りです。

  • formrun:フォーム作成
  • スマート顧客台帳:基本ベースが無料
  • ペライチ:ホームページ制作
  • STORES 予約:予約管理

無料プランを提供しているサービスの共通点は、CRMが軸になるサービスではないという点です。

既存システムとの連携ができるか事前に確認しよう

CRM選びでは、既存システムとの連携も重要な基準ではないでしょうか。とくに、自社で長くから使い込んでいる基幹システムとの連携は、譲れない条件になる可能性があります。CRMと既存システムの連携が必要な場合は、事前に確認しましょう。

CRMを提供するサービスには、導入時のサポートや導入後のアフターサポートを担当するITの専門家が在籍することが考えられます。導入前の疑問を問合せることもひとつの方法です。また、CRMを提供するほとんどの企業が詳しいサービス内容について、詳細が書かれた資料の提供を無料で行っています。既存システムとの連携は、独自性の高いシステムであれば、なおのこと問合せが必要でしょう。

体験版で使いやすさや操作性を確認しよう

CRMは、体験版の利用で使いやすさや操作性などを確認してから選びましょう。本記事で紹介しているCRMは、無料トライアルを利用できるサービスも少なくありません。無料トライアルの申し込みにより、14日~1カ月間のトライアル期間中にシステムの中身を体験できます。

ただし、CRMの体験版は無料だけに利用できる機能や案件、レポートなどの数に制限がかけられています。そのため、CRMの体験版ですべてを把握できないことを理解しましょう。CRMの中には、体験版でも全機能が使えるサービスもあります。

トライアル期間中に全機能が使える場合は、使いやすさと操作性を無料で判断できるでしょう。CRMの体験版で使いやすさや操作性に満足できたときは、そのまま有料の製品導入へと進む可能性があります。その際、CRMは体験版を試しておけば、導入時の操作を覚える手間が省けるでしょう。

体験版の利用は、CRM導入時の操作を覚える期間としても有効です。選ぶための基準だけではなく、導入時の負担を軽減する意味もある点がポイントになるでしょう。ちなみに、本記事で紹介した無料トライアルのあるCRMのうち、体験版の利用期間を公開しているサービスは以下の通りです。

  • ジョブマネ:30日間
  • formrun:14日間
  • ぺらいち:1カ月間
  • eセールスマネージャーRemix Cloud:30日間
  • Zoho CRM:15日間
  • F-RevoCRM Cloud:1カ月
  • Pipedrive:14日間
  • Synergy!:14日間
  • kintone:30日間

サポート体制を確認!導入前後のフォローは?

CRM選びの重要なポイントは、サポート体制の確認です。CRMは、企業の業種業態や従業員規模、要件、連携が必要なシステムなどに合わせカスタマイズして利用することが考えられます。

CRMの導入前後では操作マニュアルだけでは対処できないエラーやトラブルなどが発生するかもしれません。そのため、CRM導入前後のエラーやトラブルの解決を求めるサポート体制は重要なポイントです。サポート体制を確認する場合は、以下のポイントでチェックしてください。

  • どのような方法でサポートしてもらえるのか(電話、メール、チャットなど)
  • サポートの依頼は有償か無償か
  • FAQサイトやナレッジコミュニティへの参加が可能か(CRM人材の教育に力を入れているか)など

これらのポイントをチェックしたうえで、CRMの導入前後のフォローを判断しましょう。CRM選びでは、サポート体制の内容で決めることが重要な選定基準です。

CRM導入のメリット3選!業績アップを実現

企業は、CRMを導入することで業績アップにつながる以下のメリットを得られます。

データ活用で新規顧客獲得・収益アップを実現

CRMの導入は、従来の営業スタイルや広報活動から脱却したデータ活用による新規顧客獲得・収益アップの実現につながります。従来の営業スタイルや広報活動では、以下の取り組みが考えられます。

  • 飛び込み営業
  • チラシの投函
  • 電話営業など

従来の営業スタイルから脱却するには、データドリブン(データ駆動型)な営業活動のシステム構築が必要です。情報が溢れる現代では、顧客像を明確にした商品やサービスの訴求が求められます。データ活用は、具体的なニーズで顧客を絞り込むときに欠かせない取り組みです。

経済産業省では、消費者と生産・製造メーカーをつなぐデータの利活用に対して、次の見解を示しています。

「消費動向」「気象」「地図」「機械稼働」などのデータの共有、利活用は、新たな事業を創出し、高い不可価値を生み出す

※出典:経済産業省「データ利活用、限定提供データ」

データ活用は、インターネット環境が整備された現代では欠かせない情報技術です。CRMもデータ活用により成り立つ管理システムと考えられます。たとえば、CRMで顧客管理をすると、既存顧客のデータからもっとも購入されている流入経路が判明します。流入元がSNSだった場合は、該当のSNS上でマーケティングを仕掛けることが可能です。データ活用は、過去の実績データを使うことで新規顧客の獲得が期待できます。新規顧客の獲得が増えれば、収益アップが実現するでしょう。

顧客満足度がアップしてリピーターを創出できる

CRM導入のメリットは、リピーターの創出です。CRMは、顧客に関するさまざまな情報を管理し、顧客にとって必要な情報を厳選して提供できます。その特徴を生かすことで、顧客の求める結果にもつながりやすくなるでしょう。

CRMを導入した企業による顧客対応が評判になれば、サービス全体の顧客満足度はアップします。その結果、リピーターの創出にもつながるわけです。

また、CRMで管理する顧客情報は、営業部門だけではなくマーケティング部門やカスタマー部門などと共有することで一貫性のある対応を目指せます。

たとえば、自宅のインターネット回線が使えなくて困っている人が、モデムを購入したメーカーに電話で相談したとしましょう。カスタマーサポート担当者に故障状況の一部始終を説明した場合に、テクニカルサポートに誘導されることも考えられます。つないだ先のテクニカルサポート担当者に、モデム購入のいきさつから故障状況の説明を求められたら、顧客による説明の負担が増えてしまいます。

顧客情報の一元管理と社内共有は、部署間におけるデータの共有も可能にします。顧客対応の向上につながることは、顧客満足度に好影響を及ぼすでしょう。CRMの導入は、顧客対応の改善に役立つ機会創出になります。

部門間の連携がスムーズになり業務効率が改善

前項でも触れたCRMによる部門間の連携は、顧客情報を基準に商談や案件、担当者の行動などの情報も対象となります。営業部門の担当者の行動が可視化できれば、マーケティング部門の担当者は、営業部門の担当者が訪問営業中で不在であっても、CRMの管理画面上のスケジュールから予定が確認できます。

この仕組みにより、他部署の担当者の予定を知らず電話で確認し、折り返しの電話を待つ必要がありません。部門間の連携では、情報の共有範囲にも権限を付与できるため、共有の必要ない情報は調整が可能です。部門間の連携がスムーズにできれば、非効率なやり取りも減らせます。企業として業務効率の改善につながるのではないでしょうか。

CRM導入のデメリット3選!スモールスタートが吉

CRM導入は、メリットばかりではありません。導入によりデメリットとなる部分が考えられます。大きなテーマとして、CRMの導入は企業にとっても大イベントとなる可能性があります。その理由は、企業の事業経営の重要な情報の扱い方に変革をもたらせる行為になるからです。

つまり、CRMは導入を間違えば、コストの負担や従業員の混乱、個人情報の漏洩などのリスクも考えられる取り組みになるでしょう。リスクを考慮して始めるのであれば、スモールスタートがおすすめです。

中小企業には導入費用や運用コストが負担となる

CRM導入のデメリットは、中小企業にとって導入や運用コストが負担となる点です。中小企業の場合は、バックオフィス業務を少人数で行っているケースも考えられます。企業によっては、総務が人事や経理など複数の業務を抱えていることもあるでしょう。もしくは、会社の全部門がひとつのフロア内で業務を行う企業も考えられます。実際に、少数で運営する中小企業では大企業とは異なり、部門間の連携は不要になるかもしれません。

中小企業がCRMを導入する際は、導入するCRMが大企業向けのサービスではないかを確認する必要があります。大企業を相手にしているサービスは、中小企業にとって規模感やコスト面などでスケールの違いが発生するかもしれません。もし、CRMサービスに誘導されるまま導入に至った場合は、導入費用だけではなく運用のランニングコストまで負担になる可能性があります。

CRMの導入では、導入時の費用や運用コストが負担になることもふまえて料金について明確に調べることが必要です。資料の取り寄せや問合せは無料でできるので、詳細な料金体系などを理解したうえで契約を進めましょう。ちなみに、本記事で紹介したジョブマネであれば、ユーザー一人あたりではなく、1~100名規模の中小企業であれば、1社あたり月額1,000円のコストで運用できます。

さらに、CRM導入時の費用が0円です。CRMの中には、コストを抑えて利用できるサービスもあるため、利用できる機能と照らし合わせて判断してください。

社員教育に時間が必要で現場が混乱することがある

CRMの導入は、ツールの使い方やデータ共有など従来の業務とは異なるやり方を社員に浸透させなければなりません。そのため、社員教育に時間が必要となり、非ITの現場では混乱が予想されます。CRMの導入は、非IT部門の担当者が敬遠しがちな分野でもある点がデメリットになるでしょう。

そもそもデータ活用やリモート対応に理解がない現場では、CRMの仕組みを理解するために相当な時間がかかるかもしれません。そのうえ、ITを苦手とする部門の担当者を対象に、CRM運用の勉強会を開いたとしても身につくかどうかは不明です。このようなケースでは、CRMに対して社員教育をショートカットできるような簡単でシンプルな操作性が求められるでしょう。

本記事で比較したCRMサービスのkintoneでは、導入担当者の92%が非IT部門と公開しています。kintoneの導入には、プログラミングや開発の知識やスキルなどは必要ありません。非ITの現場担当者だけでシステム構築ができるサービスです。CRMのサービスによっては、利用者がスマホアプリを操作する感覚で使えるCRMもあります。

個人情報漏洩やシステム障害などのリスクを抱える

CRMの導入は、その特性上、個人情報漏洩やシステム障害などのリスクがデメリットになります。CRMは、扱う情報が顧客の個人情報です。そのため、セキュリティ対策が万全でなければ利用価値がありません。CRMを提供する多くのサービスがクラウド型ツールを扱っています。

CRMの導入では、クラウド環境に対して「安全で強固なセキュリティ処理がされているか」という対応を事前に確認したうえで契約することをおすすめします。また、どんな強固なシステムであっても、予期せぬ事態を考えておく必要があるでしょう。自社サーバー設置型ではないクラウド型のツールは、システム障害のリスクを自社で対処できない点についても理解が必要です。

CRM導入に関するよくある質問をQ&Aで解説

CRMの導入を検討している企業の担当者は、似たような疑問を持つことが考えられます。ここでは、CRM導入に関するよくある質問について、Q&A形式で解説しましょう。

CRM導入にどのくらいの期間がかかりますか?

CRM導入までの期間は、CRMの導入を依頼する企業の規模や業務内容によっても違いが出てきます。導入期間の目安は、依頼する側の企業だけではなく、CRMの提供側企業やベンダーによっても変わるでしょう。

CRMは、導入を依頼する企業が独自性を求めカスタマイズする部分の多さによって、準備に時間を必要とします。本記事で紹介したCRMサービスは、ほぼクラウド型になるので、依頼する際の要件次第ではカスタマイズの時間がかかるでしょう。

また、自社サーバー環境にCRMを導入するオンプレミス型の場合は、設置に時間がかかります。CRMサービスの中には、最短即日の導入が可能なケースもあるでしょう。CRMをカスタマイズしないで使うのであれば、早めの利用開始が可能です。

小規模から始めて後から機能を追加できますか?

CRMを小規模から始めて、途中から機能の追加が可能です。CRMでは、複数のプランを用意しているサービスがあります。複数のプランから選ぶ場合は、プランごとに使える機能と使えない機能が決められています。小規模から始めた(スモールスタート)場合は、プラン途中から上位プランへのアップグレード可能なサービスもあります。

また、CRM導入時に必要な機能を選択して、あとから追加できるサービスもあるでしょう。本記事で紹介している18のサービスでは、必要に応じてオプション機能を用意しているCRMもあります。まずは、小さく始めて基本的な操作に慣れてから、必要な機能があれば追加する流れで取り組んでみましょう。

無料で使えるCRMツールはありますか?

CRMは、体験版ではなく無料で使えるサービスもあります。ただし、無料で使えるCRMは、利用期限のない体験版とも判断できるでしょう。顧客管理システムとして顧客情報を登録したとしても、登録数などに上限があれば、それ以上の利用には有料プランへの変更が求められます。

本記事で紹介しているCRMのスマート顧客台帳は、0円で利用できるツールですが、無料で利用できる機能は限られているため、有料のオプションを申し込むことも考えられるでしょう。ちなみに、前述して紹介した無料プランのあるCRMサービスは、以下の通りです。

  • formrun:フォーム作成
  • スマート顧客台帳:基本ベースが無料
  • ペライチ:ホームページ制作
  • STORES 予約:予約管理

社内にIT担当者がいない場合でも導入できますか?

CRMの導入は、社内にIT担当者がいない状況でも導入は可能です。本記事で紹介した発注ナビは、企業の課題をヒアリングしたうえで、課題解決に最適なITサービスやベンダーを紹介するサービスです。発注ナビのような専門家のサポートを得ることも方法として考えられます。

また、CRMの利用を機に、将来を見据えてCRMの利用スキルを磨くことも可能です。本記事で紹介したKintoneでは、導入から運用におけるサポートだけではなく、交流イベントやセミナーなどの開催で利用者のスキルアップをフォローしています。


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